




2026年4月からEテレで放送されている、オーストラリアの子ども向けアニメ『ブルーイ』。
最初は「なんだか変な四角い犬だな」という印象だったのですが、見始めたら家族みんなでどハマり。
子どもたちはNHK+の見逃し配信で、1週間の配信期間中ずっと同じ話を何度も何度も繰り返し観たがるほどです。
そして不思議なことに、このアニメは子どもだけでなく大人のほうも魅了してしまいます。
何より衝撃だったのが、パパとママ、さらにはお隣さんのパパまで、徹底的に子どものごっこ遊びに付き合うこと。
時には周囲のお客さんやお店の人まで巻き込みながら、子どもの要求に全力で応えていきます。
「いやいや、そこまでやる!?」
と驚く反面、
「子どもに本気で向き合うって、こういうことなのかもしれない」
とも思わされました。
大人が少し面倒だと思ってしまうような遊びの中にも、子どもにとっては大切な発見や学びがたくさんあるのだと気付かされます。
例えば「ダンスモード」というお話。
子どもが「ダンスモード!」と言いながら相手のしっぽをたたくと、相手はどんな状況でも踊らなければならないというゲームです。
パパもママも、恥ずかしそうにしながらも、お店のレジに並んでいる最中であろうと、人前であろうとルールに従います。
しかも踊るときは本気。
中途半端ではなく、恥を捨てて全力でダンスします(笑)。
そんなコミカルな内容なのに、最後には必ずハッとさせられる一言があります。
「本当は嫌なのに、つい『いいよ』って言っちゃうこともあるよね」
「子どものわがままに見えても、よく聞いてみると理由があるよね」
そんなメッセージが自然と物語の中に織り込まれているのです。
そして時には、子育ての時間は永遠ではなく、本当にあっという間に過ぎていくものなのだと気付かされて、思わず涙してしまうこともあります。
面白くて、学びがあって、感動までできる。
「いったいどれだけ完成度が高いんだ、このアニメは!」
と毎回思わされます。
このアニメを観ていると、子どもがお店で少し食べ物をこぼしたり、外出先で騒いでしまったりしても、以前ほど気にならなくなりました。
もちろん周りへの配慮は必要ですが、子どもは子どもらしく過ごしていて、その姿を大人たちが温かく見守っている。
そんな世界観から、オーストラリアの人たちの子育てに対する寛容さを感じて、「いい国だなあ」と思ってしまいます。
もちろん実際にはいろいろな人がいるのでしょうけれど。
そして同時に、日本ももっと子どもに優しく、寛容な社会になってほしいなと思います。
子どもや高齢者、障害のある方など、弱い立場の人への思いやりが当たり前になれば、きっと誰にとっても生きやすい社会になるはず。
ブルーイは、そんなことまで考えさせてくれるアニメです。
