大人のアトピー対策まとめ
子どもを産んで、産後4か月ごろ、突然顔が真っ赤に腫れて、目も開けられなくなりました。
皮膚科に2か所通いましたが、結局原因は分からず。。
ステロイドの注射と塗り薬で、なんとか腫れは収まり、その後はすごい乾燥!
ポロポロ肌が取れまくり、ようやく1か月ほどして普通の肌の状態に戻りました。
顔が荒れるって精神的にすごくしんどいんですよね…。
人前に出るのがすごく億劫になってしまうし、今回は目の周りも腫れたので、視界がほぼなくて生活に支障が出るほどでした。(下が見えないので、授乳中の赤ちゃんが見えない。笑)
ここまで顔が腫れたのは、初めてでしたが、真っ赤→ひどい乾燥 状態になるのは、実は今まででも何度か経験があります。
今回は、そんな私の今までのアトピー遍歴と、行ってきた対策、その効果をご紹介します!
アトピー遍歴と対策
結論から言ってしまうと、対策と効果はこのようになります。
続けやすさ | 効果 | |
マクロビオティック | × | △ |
アマニオイル | ○ | × |
温清飲(漢方) | ○ | ○ |
グルテンフリー | × | △ |
それぞれ続けた期間や、そのときの症状も違うので一概に比較はできないので
あくまで個人的な感想になります。
正直に言って、何かをやったら劇的に改善した!というものはないですね。
体感としては、効果といっても、ひどい炎症を抑えたり、回復の手助けにはなっているのかな?くらいです。
なるときは、何をやってもなるし、ひどい波も時間が経てば去っていきます。
炎症のひどい期間を少しでも短くして、体の自然治癒を助けるくらいしか、外からできるサポートはないっていうのが今のところの結論。
でも少しでも効果が感じられれば心の負担も軽くなるし、ひどいときの藁にもすがりたい気持ちはすごくよく分かるので、順番にご紹介します♪
その前に私のアトピー症状を確認します
・子どもの頃から肘や膝の内側に炎症が出て、ステロイドを長年使用
・22歳ごろ口の周りが真っ赤になる → ステロイドで治す
・25歳ごろ顔中に赤いぶつぶつが出る → 脱ステロイドと脱保湿に挑戦
・32歳ごろからまた顔が赤くなり、ひどい乾燥状態が定期的に発生 → 民間療法などいろいろ試す
・35歳(現在)顔がパンパンに腫れて、ひどい乾燥状態が発生
・普段は、肘の内側や、首が少しカサカサしてかゆいくらい
・ただ4年ほど前から、手荒れがひどく、指の先や指の間が常にかゆい&切れている
こう見ると、もう10年以上、3年おきくらいにひどい炎症に悩まされてますね…
いやー大変だったわぁ 笑
それぞれの炎症の期間は、最短で1か月、長くて3か月くらい、落ち着くのにかかったと思います。
本当にいろいろな療法に挑戦して、脱ステロイド&脱保湿から始まり、
枇杷の葉をお風呂に入れたり、コンニャク湿布してみたり、ドクダミの化粧水を作ったり
細かいものを挙げるとキリがないので、ここでは代表的な4つの方法とその効果をご紹介しますね。
ちなみに、、
自然療法の参考にしていたのは、この本。
自然療法の世界では有名な本です。賛否両論はあるかと思いますが、参考になるし面白いです。
マクロビオティック
続けやすさ | 効果 | |
マクロビオティック | × | △ |
マクロビオティックってなに?
マクロビオティック は、従来の食養に、桜沢如一による陰陽論を交えた食事法ないし思想である。長寿法を意味する。玄米、全粒粉を主食とし、主に豆類、野菜、海草類、塩から組み立てられた食事である。身土不二、陰陽調和、一物全体といった独自の哲学を持つ。
まぁ、いわゆるベジタリアンですね。
・食材の皮も、葉っぱも、根っこも、すべていただく=一物全体
・その土地でできる気候に合ったものをいただく=身土不二
この考え方には、共感できる人も多いかと思います。
私はもともと、肉も魚もそんなにいっぱい食べる方ではないし、豆とか野菜は大好きだったので
続けるのは特に難しくなかったです。なので3年以上は継続していたかな。
ただ、パートナーや子どもができて、食卓に動物性のおかずを出さないということが難しくなり
なんとなく辞めたという感じです。(なので「続けやすさ」は「×」にしました)
気になる効果のほどですが…正直、分からない!笑
実践していたのは、一番症状のひどかった20代の脱ステロイドをしていた時期なので
肌がじくじくして汁がいっぱい出るような時期には、効果があったと思います。
ただ、その後の、肌が乾燥してポロポロ落ちて何度も生まれ変わっていく回復期には、動物性も含めてタンパク質をたくさん摂っても別に良かったかな、という感じ。
自分の肌の状態に合わせて、食べるものも変えていけるとベストなんじゃないかな。
でも、玄米は噛めば噛むほど美味しいし、腹持ちもよく、お通じにも抜群の効果があるのでおススメです!これは、今でも続けています。
ただ、子どもにはやっぱり食べづらいと思うので、白米と玄米を交互に炊いて対応しています。
アマニオイル
続けやすさ | 効果 | |
アマニオイル | ○ | × |
つづいては、アマニオイル。
別にアマニオイルでなくてもいいのですが、とにかくオメガ3オイルを生で摂取することです。
オメガ3オイルって?
オメガ3オイルとは、植物油や魚介類に含まれる『不飽和脂肪酸』という油で、主にEPA、DHA、αリノレン酸という脂肪酸=油です。
オメガ3系脂肪酸は、筋活動、血液凝固、消化、生殖能力、細胞の分裂および成長など多くの身体機能にとって重要だと厚生労働省が認めているもの。特に、αリノレン酸は「必須」脂肪酸と言われ、体内で作ることができないけれどなくてはならないオイルだと言われています。
亜麻仁油やえごま油、チアシードオイルやお魚の油から採れる、体の土台をつくる大切なオイルなんですよ。
つまり、体内で作れない必須脂肪酸を含んだ、良質なオイルですね。
肌も手も、とにかく乾燥するので、体内の油が足りてないのではないかと思い、毎日スプーン1杯分を、納豆に混ぜたり、シラスご飯にかけたり、スープに垂らしたりして摂取しました。
オイルのクセも気にならないし、続けるのは全然苦にならなかったです。
ただ…効果があったかといわれると…。何も変化ない。笑
3か月ほど続けましたが、まぁ、特に実感できる効果はありませんでした。
きっと、もっと長期的に影響があったり、内臓脂肪や消化の手助けになっていたりするのでしょう
肌への効果としては、ありませんでした。
温清飲(漢方)
続けやすさ | 効果 | |
温清飲(漢方) | ○ | ○ |
つづいては、温清飲(うんせいいん)という漢方薬です。
どんな漢方薬なの?
【効能・効果】
患部が乾燥して赤味を帯び、熱感があり、掻痒がひどく、かくと粉がこぼれるような皮膚病、蕁麻疹、皮膚掻痒症
【成分】
100錠中:トウキ4.1g、シャクヤク3.1g、センキュウ3.1g、オウゴン3.1g、サンシシ2.0g、オウレン1.5g、オウバク1.5g、ジオウ末4.1g、水性エキス2.5g
月経不順やかさかさの肌に効果があるとされる漢方薬です。
これを朝晩4錠ずつ飲んでいます。
これは一番効果が実感できました!
これを飲んで、肌の炎症が治る!というわけではないのですが、かゆみは確実に抑えられるのです。
夏場の汗をかいて蒸れたかゆみや、冬の乾燥によるかゆみの両方に効果がありました。
これを飲むのをやめると、肌のかゆみが戻ってくるのです。
ただ飲むだけなので、続けやすさも○! 今でもずっと続けています。
グルテンフリー
続けやすさ | 効果 | |
グルテンフリー | × | △ |
最後は、グルテンフリーです。つまり小麦でできた製品を食べないこと。
正確には、小麦製品と牛乳を辞めました。
この本を読んだ影響で、実践してみました。
あるお医者さんが、日本人の体調不良の原因の多くが、グルテンアレルギーと体質に合わない牛乳を摂取しているからだと指摘して、それを辞めることを推奨している本です。
パンに含まれる添加物の問題と、牛乳神話が間違っているという話はよく耳にしていたので、思い切って実践してみることにしました。
正直、これが一番続けるのがしんどかった!
なにせ、小麦製品となるとパンだけでなく、クッキーやパイ、ピザ、パスタなども対象です。
さらに、途中から白米に混ぜて炊いている大麦も、グルテンが含まれていることに気付き、これも辞めました。
本の中で、最低は続けなさいとされている3週間はきっちり頑張ってみましたが、2週間目くらいがきつかった~ 笑
で、肝心の効果ですが…正直、微妙。
というのも、おそらく私はグルテンアレルギーではないからです。
なんとなくいつも頭痛がするとか、体調不良がある人は実践してみる価値があると思いますが。
牛乳も、普段コーヒーに入れるくらいしか飲まないので、その少量を豆乳に変えるだけで、特に大きな体調の変化は見られませんでした。
ただ!小麦製品を食べないということは
・朝、あまりお腹が空いてないのになんとなくパンを食べる
・買い物のついでにシュークリームなどのおやつを買う
・小腹が空いたときにクッキーをつまむ
などの行動が制限されるということ!なので
・きちんとお腹が空いてからご飯を食べる(お腹が空かないと米を食べる気にならない)
・買い物ついでの無駄遣いがなくなる
・ナッツや和菓子などがおやつになる
こういう食習慣みたいなものが、改善されて、ダラダラ食べがなくなって食事にメリハリがついたり
おやつによる上白糖や添加物の摂取が減ったのは、とても良かったと思います。
普段いかに何気なく小麦製品を摂取しているかを実感しました。
そんなに空腹でなくても食べれてしまうのが、小麦製品の危ういところ。。
クッキーなどなくても意外に満足できるんだと知れたのは大きかったです。
まとめ
私のアトピーとの戦いはまだまだ道半ばです。
結局、根本的な原因や、これをやれば大丈夫!という解決法は見つかってないから。
でも、長年悩んできて思ったのは、外から何をしても(極論言ってしまえば)ムダだということ。
ひどい炎症は、外に出させて、波が去るのを待つしかないように思います。
そのひどいタイミングで、行事や集まりがあって、人と会わなきゃいけないのは、本当につらいですけどね。
でも、何もせずにただ待つのは苦しいもの。
自分の症状と相談しながら、上記の対策を組み合わせて、その都度乗り切るしかないかなと思っています。
でもやっぱり、食生活が荒れてきたり、疲れがたまってきたタイミングで炎症が出ているような気はします。仕事の時もよく荒れていたので、ストレスももちろん影響しているかと。。
今は、皮膚科でもらった「ヘパリン類似物質泡スプレー」という、いわゆるヒルドイドの泡で出るタイプの保湿剤だけ塗っていて、症状は落ち着いています。
夏場は手作りの「ドクダミ化粧水」のみ。シンプルケアが一番安心です☆
私の経験が少しでも参考になったら嬉しいです♪
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