子どもに何を食べさせるべきか?
子どもがある程度大きくなってくると、おやつをどれだけ許していいのか、間食に何を選べばいいのか、また、子どもの偏食に悩んだりする親御さんは多いと思います。
私も、自身がアレルギーがあることもあり、どれほど添加物に気を付ければいいのか悩みながら育児をしています。
添加物を気にしすぎて、楽しいはずの食事やおやつの時間に水を差したくない。
子どもの頃、過度にお菓子を禁止されると、その反動で大人になってお菓子依存になってしまう人もいるというし…。
やはり、バランスを取って、上手に付き合いたいもの。。
そんな悩みに対して、一つの基準となってくれるのがこの本。
「 子どもをじょうぶにする食事は、時間もお金も手間もかからない」です。
食育のプロ、 幕内秀夫 さんが、シンプルで子どもを信じる栄養学を説明してくれています。
「偏食でも大丈夫!子どもが自分で自分に必要なものを選びます。」
「子どものための食事は準備しなくていい」
「ご飯が基本!おやつもおにぎりでいい」など
シンプルかつ、手間のかからない食事学は参考になるものも多いと思います。
要約するので、ご参考にどうぞ♪
子どもをじょうぶにする食事は、時間もお金も手間もかからない
・子どものための食事などなくていい
子どもは自分に必要な芋類を選んだり緑の物を避けたり本能的にしているし適量を食べている。家族のための食事を作り、子どもが食べられる物を自分で選べば良い。
・6つの栄養バランス論に振り回されないで。空腹を満たすのが優先→緑黄色野菜は大きくなったら食べる
・ノーおかずデーを設ける。ご飯と味噌汁さえあればいい。お弁当も同じ
・工業食品には砂糖と油だらけ。脳が騙されて依存するようになっている。 間食だけでなく主食にまで及んでいるのが問題。酢飯やマヨネーズ、ハンバーガーには依存性が
・食パンもスイーツ、パンやピザ、ハンバーガーは常食しない。たまに食べる
・スナック菓子はやめられないように出来ている。小さい頃から与えない。
・清涼飲料の大量の糖質で、きちんと食事が出来ない。スポーツドリンクも常備しない
・心身の健康にふさわしいように70点を目指す
守るべき6つのこと
①外遊びをさせる
しっかり体を動かし汗をかいている人の食事はおかしくならない。ご飯が欲しくなるくらいしっかり遊ばせる。
②子どものための食事は作らない
お子様ランチは砂糖と油たっぷり。子どもが喜ぶことを優先するとこうなる。子どものための食事は特別な日だけにする。
③飲み物は水/麦茶/番茶
カロリーのある飲み物は食事が出来なくなる。清涼飲料水を常備しない
④朝ごはんをしっかり食べさせる
ご飯と味噌汁で充分。市販の漬物、海苔、佃煮、納豆、ふりかけ、煮豆、梅干し、魚の缶詰などでもいい。大量に採らないので添加物よりもご飯がしっかり食べられることが大事。シリアルはNG
⑤子どものおやつは食事
大人は口寂しさ、心の栄養のためにおやつを食べるが、子どもは成長のために食べる。おやつはおにぎりでいい。必要ならちゃんと食べる
⑥カタカナ主食は日曜日のお楽しみに
砂糖と油分の入ったパン、シリアル、ホットケーキ、ピザ、ドーナツ、スパゲッティ、ラーメン、グラタンなどはたまににする。週2,3には抑えるべき。
その他、参考にすること
・副菜は季節の野菜、芋類、海草を中心に
大人が美味しそうに食べていれば子どもはそのうち食べるようになる。油を使わない調理を心がけて
・動物性食品を魚介類にする
肉類は稀な嗜好品と考える。高級魚には添加物の危険性が。イワシ、サンマ、アジ、イカなど安い大衆魚がよい
・未精製米のすすめ
玄米が理想だが、家族が食べやすい分つき米や雑穀を取り入れて
・食品の安全性
しっかり朝ごはんを食べさせて、おやつはおにぎり、飲み物は水や番茶にすれば、添加物リスクが下がる。
買い物のとき気を付けるべきことは以下
①食品表示を見て「文字数」の少ない物を選ぶ
②食品の原材料の色や形の分かるものを購入する
まとめ
いかがだったでしょうか?
「基本的には、ご飯と味噌汁だけあればいい」
「食事もお弁当もノーおかずデーをつくる」など
それでいいんだ!バリエーションではなく、お米中心であることが大事なんだ!
それってすごく楽じゃん!とちょっと心が軽くなる内容だったのではないでしょうか?
うちは、食パンもジュースも頻繁に口にしてしまっているし、玄米はなかなか子どもは食べてくれないので
私にとっては完全に実行するのが難しい点もありますが、目指すべきところが分かって、とても参考になる内容でした!
気になる方はぜひ、読んでみてください♪
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