[オススメ本]フランス語っぽい日々 じゃんぽ~る西

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とにかく可愛い!大好き!

今回紹介するのは、漫画家のじゃんぽ~る西さんと、フランス人の妻、カリン西村さんが描いたエッセイマンガ「フランス語っぽい日々」です。

お二人の間には、2人の男の子が生まれて、育児をしながら日本とフランスの文化の違いや、子どものバイリンガル観察などをまとめた内容となっています。

フランス人って日本のこんなところに違和感を抱くんだーとか、日本のこういうところは良いところなんだなぁっと気づかされるとても面白い内容です。

30代後半まで女性や子どもとほぼ関わることなく過ごしてきた、じゃんぽ~る西さんの、世間や育児に対する思いなどもストレートに表現されていて、読み応えあり!

でも何よりも、西さんの描く子どもの可愛らしさにやられます…!

もう、とにかく絵が可愛い!

内容的には冷静に息子の観察をしている西さんですが、この「絵」から愛情が溢れ出しているんだな~♥

じゃんぽ~る西さんは、本著の他にも自身の育児体験を漫画にしていますので、こちらも超オススメ!

私はこの人の、笑えて可愛いマンガが大好きです!

フランスって…

奥様のカリンさんはジャーナリストなので、政治的な内容もあり勉強になるものもあるのですが、

ここでは、私の印象に残ったエピソードをいくつかご紹介します☆

可愛い小さな息子ちゃんに、カリンさんはフランス語で話しかけます。

「プティ ボノム!」=小さな坊や

「プティ ギニョール!」=ギニョールは子どもに人気な指人形

「プティ サンジュ」=小さなおサルさん

↑ここまでは分かる!日本語でも「可愛いおチビさん♪」とか言いますからね。

でも次↓は衝撃的で笑ってしまった!!

「プティ タスティコ」=astico(アスティコ)とはなんと「ウジ虫」のこと。

つまり日本語では「小さなウジ虫さん♪」…いやー文化の違いが出てますね。笑

また、容姿においても文化の違いが!

日本では耳の形に言及することはほぼありませんが、フランスでは「立ち耳」(耳が立ち上がって正面から見えること)が、美観を損ねるものとして、矯正手術もあるほどなのだとか!

カリンさんからすると、日本のアイドルに立ち耳の人がいるのが信じられないそうです。

逆に、日本では貧相なイメージがあり、嫌煙されがちな「すきっ歯」は、フランスでは「幸運の歯」として良いモノとされています。

う~ん、文化が違うと「美」に対するイメージも違うものですねぇ。

あっ!あと、男性の無精ひげも、フランスではイケメンには欠かせないアイテムのようで、これもビックリしました。

日本人がやっていたら不潔とか、だらしないイメージですが、フランスではニュースキャスターの男性までもが無精ひげを生やしているそうです。

フランス人は、韓国男性アイドルをどう思ってるんだろ??

あのツルツルピカピカの肌を…?

日本の良いトコロ

日本に20年も住んでいるカリンさんは、日本のサービスに慣れすぎてしまって、フランスに帰るとその日本との違いにビックリしてしまうそうです。

やはり、日本の交通機関や接客のサービスは一流のようです。

日本の新幹線はベビーカーでも乗り込みやすいように、隙間がないし、時間はもちろん正確です。

でも、フランスは…ホームと電車の間はもちろん、社内にも当たり前に段差があります。

さらに、車掌や駅員から理不尽な文句を言われたり、命令されたりも日常茶飯事。

日本では考えられません。

さらに、銀行では「機械が壊れているので預金はできない」「窓口では顧客の現金を扱えない」の一点張り。もちろん謝罪はありません。

いや~預金してあげたいっていってるのに。笑

日本でこれやったら、二度とこの銀行は使われないでしょう。

憧れのフランスだけど、こういうの聞くと日本っていい国だなぁと思います。笑

さらに、日本に育つと当たり前すぎて気付かなかったですけど、

カリンさんは、日本の卒園式や発表会の文化にも深く感動していました☆

なんとフランスには「卒業式」という文化がないそうです。

最後の日も普通に家に帰っておしまい!だそうです。めっちゃドライ。笑

長男くんの卒園式に深く感動したカリンさんは、フランスにも取り入れてほしいステキな文化だと語っています。

クリスマスや誕生日などイベントをきっちり行うイメージだったので、意外でした!

西さんも書かれていましたが「ハレ」の日をきちんと持つと、「ケ」の日との違いが明らかになって生活にメリハリが付く。これが大事!

単調で、ただ毎日の延長になりがちな日常に、リズムをつける「イベント」を、めんどくさがらず大事にしたいなと思いました☆

2言語での子育て

子どもへとの会話は、西さんは日本語で、カリンさんはフランス語で行っているという西さん一家。

でも日本で暮らしているので、息子さんは主に日本語で受け答えをするそうです。

そりゃーそうですよね、カリンさんも日本語を分かってくれるのでフランス語を話す必要性がないから。

でも、聞き取りができるし、フランスを訪れる際にはフランス語も話し始めるそう。

自分の中の考察言語は一つしか持てない、と言いますがカリンさんのフランス語に即座に反応し、笑いだす息子さん。

今後の成長が楽しみですね~♪ぜひマンガにまとめてほしいです!

それにしても…フランス人は男性でも食後のデザートをバッチリ食べるそうです。

西さんの息子さんもカリンさんと一緒に食後のアイスを欠かさず食べます。

日本だと怒られてしまいそうなこの食文化…こうやって習慣が育まれているんだなぁ!笑

こんな習慣の違いがたくさん紹介されています。ぜひ読んでみてください!

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